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どうも、津々巳です。

移住失敗」という記事があがり、Twitterのトレンドにもなってましたね。
実はこの動画、私もたまたま数日前にお勧めで出てきたので観てました。



この家族のお父さんはかなり頑張ったようですが、「地域おこし協力隊」
というものがかなりネックだったと思います。
もっとシステマチックな”営利目的の仕事”であれば機能すると思うのですが
目的がはっきりしない、新しいアイデアを受け付けない従来の住民が力を持ち、移住した人がタダで働かされるシステムはこのような事案が増えるだけでしょう。

これ、どうやら愛媛県のようで(どこかで拾った情報なんで間違えてたらすいません)
奇しくも私は3年前に同じ四国である香川の移住促進マンガを描いております。



地方出身者(一時期超ド田舎住み)として、一つ言える事は
都会育ちの人間の安易な田舎移住は両者にとって何も得が無い
ということ。
実際現地の人に「軽い気持ちで来た若い人は移住しても馴染めなくて2年ぐらいでいなくなっちゃう」という話を聞きました。

移住促進系のマスコミ報道、広告等は田舎の良いところばかり見せて都合の悪い部分は隠します。
私もこの漫画は仕事だったのでマイナスなことは描けませんでしたが、それでも警告として入れたセリフがあります。
やりたい事がある人には移住向いてるんじゃないですかね。
逆に言うと、特に目的もなく「田舎は緑が多くてのどかで土地も安い」という良さげな部分しか見てない方には向いてないということです。

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では具体的にどういう部分がネックになるかというと

田舎、特に限界集落などは人が少ない分お金がないので、インフラが整ってません。
ゴミ出しがやたら分別がめんどくさい、収集場所が少なく遠い。
回覧板等面倒な決まりごとがある。
草むしりや集会等タダ働きさせられる行事が多い。
子供がいると、さらにやらされる謎仕事が増える。
シャワーの水圧が低いことがある。
監視社会。噂はあっという間に広がるし、何なら行く前から何故か悪口を言いふらされる事も(経験者)

…と書きだしていくと移住は止めとけとしか読めないと思うのですが(笑)
これらを一掃できるタイプの方がいます。
・超コミュ強
・やりたい事がある(特にお店)
・器用でポジティブ

つまり、どこでも(都会でも)上手く立ち回れる人が田舎でも上手く立ち回れるし、楽しく生活できるという事です。

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私が取材した方々も、商売をするための移住でしたがやはりお店というのは住人にとっても助かるので
居て欲しい、となります。
お店だからお客さんに顔を売る、お客さんはどんな人か分かる。
親しみやすい人柄だとなお、周りの方も協力的にもなりやすいと思います。

ちなみに上記はあくまで超ド田舎の場合です。
香川であれば高松のような、そこそこ発展した都市とその周辺地域は普通に住みやすいと思います。
都会程ゴミゴミしてないし、少し行けば山も海もありますし、都心に比べて何もかも安いです。
そして、うどんが安くて美味しいです。

隣の芝は青いので
都会に住んでたら田舎はいいなと思うだろうし、田舎に住んでたら都会に憧れるものなのでしょう。
「旅行で行っていいところだったから」というのは「お客さん」だったからです。
いきなり家を買う、とかではなくまずは賃貸で半年~1年とか
少しずつその土地を知っていくことが堅実なのではないかなと思います。